ウォッチメン』コラボ

今週、国内の電機業界で大きな動きがありました. 大手家電メーカーのシャープが台湾のEMS企業"ホンハイ(鴻海)"と業務提携をしたことです. 主観的な感想ですが ここ最近あったいくつかの外資系企業とのかなり微妙な業務提携と比べて、 かなりいい業務提携ではないか と私は思っています. ※たしか1年くらい前にも似たような事を書きましたが. ■ シャープが台湾の「鴻海グループ」と提携、10%の出資受け入れ シャープが鴻海グループの4社に対し第三者割当増資を実施する予定で、増資後の 同グループの出資比率は9.88%となり、事実上の筆頭株主となる 見通しです. このほか、液晶パネルを製造する堺工場の運営会社「シャープディスプレープロダクト」について、シャープが保有する株式93%の半分を鴻海グループの会長などに譲渡し、同工場で生産されるパネルの半分を鴻海グループが引き取るなどの共同運営に移行する方針です. 引用: 不景気.com 引用:YouTube ホンハイはEMS企業ということで 主に 家電メーカーの設計したものを製造するメーカー です. 有名どころでは アップル社のiPhoneiPadをホンハイは製造している ようです. こちらがロゴ. 日本ではあまりなじみのない企業ですが、 超巨大企業. しかも成長率は サムスンを抜くほどの勢い です. とにかく、以下のグラフがその規模と勢いを物語っています. <2010年度までの売上高> ソニーより大きいモンスター企業. 今回業務提携したシャープの3倍近い売上高をあげています. 確かに企業規模が違いすぎて、シャープは舵取りが大変になるかと思います. 筆頭株主 になるわけですし. しかし、外資系企業の社長にはめずらしく "すごく将来性を感じる発言" を 数年前からずっと日本企業に対して繰り返してきていたのが ホンハイの董事長である郭台銘氏 です. その一部を抜粋したコメントが以下の通り. 2011年6月8日の株主総会と記者懇談会にて 日本は、慎重さを重視する文化を持っている. 注意深く一歩一歩、恋愛結婚をする男女のように、時間をかけるつもりだ. 私たちはシャープの一部商品を出荷し始めている. 白物家電や将来のIntelligent白物家電に関しても話をした. 協議中なので詳しくは話せないが、液晶パネルや技術、購買、将来の萬馬奔騰(主に華南地方の社員が帰郷し、修理サービスを特徴とする販売店を設ける計画)、技術の共同開発といった多方面での協力を検討している. 政府の手厚い補助を受けていない私たちが開発リスクを分散できれば、さらなる協力につながるだろう. 日本企業と台湾企業の提携は、日本企業と韓国企業のそれよりも上手くいく確率が高い. 私はこれを100%保証する. あなたたち(日経)も調査してみてください. 私は成功確率が高い理由が4つあると考えている. (1)それぞれの長所を活かせること. 日本企業の長所は培った技術と真面目さ、台湾企業のそれは高いフレキシビリティである. (2)知的財産権を尊重すること. 我々は決してコピーしないし、ロイヤリティも必ず払う. 鴻海もたくさんの知財保有している. (3)正直で信用を重んじるなど、双方の文化が近いこと. (4)日本企業はブランドを持ち、我々は持たないこと. 多くの日本企業が自社ブランド事業を持つSamsung社と提携した結果はどうだったのか、あなたもご存知でしょう. 引用: Tech-ON などなど. この方、実はかなりのワンマン社長. しかし、他の外資系企業がこういったコメントをするとはめったにない気がします. "精神"の部分を強く主張している 点に共感します. まだ、今が船出. この業務提携はうまくいくかどうかは数年後の結果を見ないとわかりません. しかし、うまくいくことを楽しみにしています. ありがとうございます. うぉ~! えらいおもろいモン発見してもうた~! ぬわぁんと3月28日から公開を迎える『ウォッチメン』とFROGMAN製作でお馴染みの『秘密結社鷹の爪』がコラボしていることを見つけてしまいました. で、それがこの画像なんですが、いや~これは本当に面白いです. 全米で大ヒットを続けている『ウォッチメン』も既にご覧になられた方の感想では単なるアメコミ作品ではなく、サスペンスとしても素晴らしい作品になっているとか. 残念ながら日本ではそんなに大きな規模での公開とはならないため、上映される映画館も数限りがありますが、それでもこんなコラボをされちゃ、映画ファンとしても、 『秘密結社鷹の爪THE MOVIE』 を見て楽しんだ者としても、楽しみにせざるを得ませんよ. しかしアメリカのもう一つの歴史が云々と宣伝している映画に対して、吉田くんがレオナルド博士にケチャップをかけ、総統は相変わらず主人公なのに影が薄いという絵はさすがFROGMAN! と感心してしまいます. 一応予告編を見る限り、スマイルバッジについている赤いシミは血液のはずなんですが、それをネタにしたこの絵柄はいいとこついてますなぁ~って感じですよ. 思わずゴルバチョフソビエト連邦初代大統領のおでこのシミがコーヒーをこぼしたシミだと言って友人と笑い合っていた小学生時分を思い出しましたよ. まぁそんな訳で、サイキック青年団ネタで怒り心頭だったこともあってネタ集めが疎かになっている今日この頃. 本日はこんなところで失礼させていただきます. 深夜らじお@の映画館 は必ず『ウォッチメン』を見ます. わたし、気になります! 」の千反田えるちゃんの「あとでです」が凄く気になります. 女帝こと入須冬実先輩からハッパを掛けられて2年F組の自主映画の結末を考えることになった折木奉太郎が出した「カメラマンが犯人」という答え. 個人的に一番避けて欲しい答えになってしまったことが少々残念ではありましたが、最後の最後に「ありゃりゃ? 」という展開. こりゃまた楽しみが増えましたぞ! 才ある者は自覚すべき. これは他人より有能さが明確に現れている人間なら誰もが自覚しなければならない責任. もちろん謙遜などで自分が他人より優れていることをあまり表面化したくない人も多くいることでしょう. しかしそれでは入須先輩も言っていた通り、周りが歯がゆくバカバカしい気持ちになるだけ. 要は実力の違いなど百も承知のうえで、正々堂々勝負して能力の差を明確にする. それは勝者と敗者を決めるものではなく、各々が自分の役割や立場を明確にするために必要なこと. これは組織強化を考えるうえでは至極重要なことで、いわば分業制を行うための選別作業のようなもの. ですから自分には才能がないと嘆く福部里志の考え方も実は間違っているんですよね. 恐らく福ちゃんが伊原摩耶花の気持ちに未だ応えていない理由もこの考え方が原因だと思いますが、でも彼には広く浅くでも優れた情報集積能力とそれに伴う細かな観察力があります. 自主映画の照明を懐中電灯と見抜いたのも奉太郎ではなく福ちゃんでしたからね. またそういう意味では摩耶花も同じで、彼女の場合は情報や意見の取りまとめが上手なところでしょう. 奉太郎が完全に忘れていた羽場先輩のザイルの一件といい、彼女には冷静に物事を考える能力があると思われます. だからこそ奉太郎一人に謎解きを任せることに多少の無責任を感じ「ごめんね」と言い残したのかも知れませんね. 逆に言えば、奉太郎は摩耶花や福ちゃん、そしてえるちゃんの助けなしでは答えに辿り着けない未熟さが最後の最後で露呈したとも考えられますからね. 「万人の死角」と名付けた本人にも死角はあった訳ですよ. それにしても入須先輩の人心掌握術は本当に凄いですね. 同級生3人を餌に奉太郎を誘き寄せる非情なる戦略といい、遠垣内将司先輩からも情報を得る顔の広さといい、「君は特別だ」の直後に「君は特別よ」と語尾を一文字変えるだけで言葉に温かみを注入する言葉選びといい、こんな美人な先輩に頼まれたから動くというよりも結果的に策略家の先輩によって動かされた、でも動かされた本人はまんざらでもない状況に持っていく術は素晴らしいです. ただ彼女もまた何かを隠しているようにも見えるんですよね. それが次回の「愚者のエンドロール」で明らかになるのでしょうか. てな訳でウィスキーボンボンで二日酔いをしちゃうえるちゃんの出番が少ないと何だか別作品にも見えるお話でした. いろんな表情を見せてくれる摩耶花がかわいすぎます♪ 深夜らじお@の映画館 は入須先輩の笑顔に酔いしれそうです. 【処暑】 ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう.