ロシア、活動延長の決議案配布 シリア停戦

内戦激化で活動を中断したシリアの国連停戦監視団をめぐり、安全保障理事会常任理事国ロシアが10日、今月20日の活動期限を3カ月延長する決議案を安保理理事国に配布したことがわかった. 朝日新聞が入手したロシア提出の決議案によると、監視団の活動期限を3カ月延長する一方で、任務についてはアサド政権と反体制派の停戦監視から、両者の政治対話の促進などに移行するよう求めた潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の提言に「配慮する」とした. アナン特使の停戦調停に違反した場合の制裁は盛り込んでいない. 欧米理事国はロシア案に対抗する形で、経済制裁を明記した決議案を提案する方針で、監視団の扱いについて関係国間で最終調整を進めている. 米空母艦載機発着訓練(FCLP)の移転候補地に挙がる馬毛島(鹿児島県西之表市)の開発をめぐり、鹿児島県は島の大半を所有するタストンエアポート社(東京)と、そのグループ2社に対し、森林法と採石法に基づく開発許可を取り消すために言い分を聴く「聴聞」を2月3日に県庁で開くと通知した. 聴聞は処分前にする行政手続きで、現地調査を拒んでいる理由について3社から聴く. 2社からは島内での採石計画認可取り消しについての聴聞もする. 県は2000~10年、3社に農地造成などを目的に島内5カ所で計60ヘクタールの林地開発と採石を許可. しかし3社は、FCLP誘致を視野に無許可で大規模な滑走路建設を進めてきた疑いがある.