asahi.com(朝日新聞社): 「景

大阪市信用金庫は12日、大阪府内で取引がある中小企業1380社に今年の景気の見通しを聞いたアンケート(有効回答1355社)の結果を公表した. 46.9%(635社)が、前年と比べて「景気は悪くなる」と答え、1年前の30.2%(404社)から大きく悪化した. 「良くなる」と答えた企業は16.3%(前年は15%)、「横ばい」は36.8%(同54.8%)だった. 昨夏から続く1ドル=80円台を割り込む「超円高」や長引くデフレ、欧州諸国の政府債務(借金)危機への不安など、中小の経営者にとって好材料が見つけにくい年明けのようだ. 自社の売上高が「増加する」と答えた企業は29%あり、前年の20.2%を上回った. 同金庫の担当者は「景気見通しが厳しいだけに、関西の中小のねばり強さを感じる」という. 大阪東信用金庫も同日、取引先に景気見通しを聞いた調査結果を公表. 有効回答があった912社のうち、79.2%が「悪くなる」と答え、悲観的な見方が圧倒的だった. (榊原謙). ガソリンがじわじわ値上がりしている. 石油情報センターが14日発表した「レギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格」(全国平均、12日時点)は前週から3.4円上がり、152.6円になった. リビア情勢の悪化や東日本大震災後の供給不安があった昨年4月25日の152.7円に迫る高値だ. ガソリン価格は4週続けて上がり、この間に10円ほど高くなっている. イランの核開発をめぐって中東情勢が緊張していることなどを背景に、原油価格が上昇しているためだ. 原油取引の指標になる米国産WTI原油先物価格は、13日が1バレル=106.71ドルとなり、2月半ばから100ドル台に高止まりしている. 石油情報センターは「イラン情勢の緊張が緩和されない限り、ガソリン価格の値上がり傾向もしばらく続くのではないか」とみている. 成長しても全長3センチ未満の新種のカメレオンが、アフリカ南東沖のマダガスカル島北部の小島で見つかった. 世界で最小級の爬虫(はちゅう)類という. 独、米の研究チームが米科学誌プロスワンに発表した. 研究チームによると、このカメレオンは体長約15ミリ、全長でも30ミリ未満. このほか、3種(31~45ミリ)の新種も見つかったという. 生物が食べ物などが限られた島にすむと、大陸にいる近い種類に比べ、体が顕著に小さくなる場合がある. チームはこのカメレオンの仲間が本島で小型化した上、小島に移りすんだことで効果が「倍になった」と推測している. マダガスカルは多数のカメレオンが生息することで知られ、世界最大のカメレオン(全長約70センチ)や、寿命がわずか数カ月のカメレオンもいるという. (小坪遊).