きらめく海、発信 韓国・麗水世界博開催1

山口県下関市菊川町で、そうめん作りがたけなわだ. 菊川町手延素麺(てのべそうめん)組合の山崎百合男組合長(60)の工場では、まだ軟らかい作りたての麺が、白いカーテンのように揺れていた. 午前3時前から、その日の天候を見ながら水の配分を調整して作り始める. 20センチほどの麺を2メートル以上に延ばし、一晩かけて干して熟成させる. 寒くて乾燥する冬場が一番作りやすいという.

韓国・麗水(ヨス)市で世界博覧会が始まり1カ月が過ぎた. テーマは「生きている海、息づく沿岸」. ハイテク産業がさかんな国柄を反映し、巨大スクリーンなどを駆使したパビリオンが並ぶ. 博多から高速船で3時間45分. 併設された港に着けば、そこはエキスポ会場だ. 人気のパビリオンは韓国最大級の水族館「アクアリウム」や、映像で韓国の歴史を学ぶ韓国館. 日本館では東日本大震災からの復興をアピールしている. 日本館への入場に必要な整理券は配り終える日が続いているという. ただ、世界博全体の入場者数は目標を下回っており、組織委員会はPR不足を認めている. 今後はイベントを増やすなどし、日本などからの来場者増を目指すという. 会期は8月12日まで. (福岡亜純). 31日、中日2―0巨人) 中日が4月11日から続いていた関東地方での連敗を15で止めた. 立役者は2年目左腕の大野だ. 今季2度目の先発で、7回途中まで3安打無失点. 140キロ台の直球にツーシームなどの変化球がさえた. 2勝目を手にした左腕は「(プロ初登板でKOされた)巨人に違う姿をみせられた. 自信になった」と笑顔だった.