中国企業に出生前診断の指針順守求める 日

新型出生前診断を中国の検査会社が日本産科婦人科学会(日産婦)の指針を守らずに実施している問題で、日本医師会は8日、検査会社に指針を順守するよう求める見解を発表した. 医療機関に対しても科学的な評価の定まっていない遺伝子検査を「安易に導入するべきではない」と要請した. 新型出生前診断は、妊婦の血液だけで胎児の染色体異常を調べられる. 医師会の今村定臣・常任理事は会見で「不用意に行われれば人の生命の選別に至る恐れが大きい」と指摘. 複数の医療機関中国企業と契約し、すでに検査を始めているとの情報があることを明らかにした. 新型出生前診断は、結果によっては十分な情報と知識なしに人工妊娠中絶につながる心配がある. このため、日産婦は指針で、常勤の小児科医がいて、遺伝に関する専門外来がある施設に限っており、日本医学会が施設を認定している. 天辰登吉郎さん(あまたつ・とうきちろう=元三菱建設〈現ピーエス三菱〉社長、元三菱鉱業セメント〈現三菱マテリアル〉副社長)が12日死去、98歳. 葬儀は近親者で行った. 喪主は次女坂倉多恵さん.