ヒトの卵子使った新型万能細胞、日本では当

文部科学省生命倫理・安全部会専門委員会は25日、米国の研究チームがヒトの卵子を使いクローン技術によって作製した新型の万能細胞について、当面は国内で作製しないことで合意した. 内閣府総合科学技術会議などの今後の議論を踏まえ、結論を出すという. 新型の万能細胞は2011年10月、米ニューヨーク幹細胞財団研究所が英科学誌ネイチャーに発表した. ヒトの卵子に皮膚細胞の核を移植して培養するというクローン技術を使ったもの. 今回の技術によって作製することは、日本のクローン技術規制法で定めた定義から外れることなどから、当面の対応について同委員会が検討した. 東京外国為替市場では4日から2012年の取引が本格的に始まった. 欧州の政府債務(借金)危機への不安から、欧州の共通通貨ユーロが売られ、一時1ユーロ=99円84銭の円高ユーロ安になった. ユーロが東京市場で1ユーロ=100円を割りこむのは約11年ぶり. 欧州各国が借金のために発行している国債の格付けが引き下げられるのではないかとの不安から年明けもユーロ売りが収まらず、海外市場では2日に一時1ユーロ=98円71銭をつけた. 4日の東京市場もこの流れを引き継いだ. 午後1時では昨年12月30日の午後5時時点より39銭円高ユーロ安の1ユーロ=99円97銭~100円04銭. 日本円は対ドルでも買われ、約1カ月半ぶりの円高水準となっている. 午後1時では同87銭円高ドル安の76円69~74銭.

28日の東京株式市場は、会社更生法の適用を申請し、3月28日付で上場廃止が決まったエルピーダメモリ株に売り注文が殺到した. 値がつかないまま推移したが、取引時間が終わる直前に、値幅制限いっぱいまで値下がりするストップ安の254円で取引を終えた. 日経平均株価終値は前日より88円59銭(0.92%)高い9722円52銭で、昨年8月2日以来の高値となった. 東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同3.23ポイント(0.39%)高い838.48. 出来高は25億株.