高齢者ターゲットに薬の通販開始 小林製薬

小林製薬は21日、医薬品の通信販売を、9月1日に始めると発表した. 副作用の危険が少ないと分類される「第3類医薬品」が対象で、通販専用の4製品を新発売する. 店に買いに出かけるのが難しい高齢者など中高年が主なターゲット. 国内の製薬会社による薬の通販はまだ少ない. 小林製薬はこれまで、栄養補助食品などを通販で扱ってきた. 昨年度の通販の売上高は5年前の2倍近い103億円で、売上高全体の1割弱を占めた. 通販を成長事業と位置づけ、力を入れようとしている. 新発売するのは、高コレステロールを改善する「コレスチトール」をはじめ、腰痛や肩こりなどに効く計4製品(税込み3045~6090円). 患者数が多く、継続的に買ってもらえる薬にしぼったという. 21日に開かれるJリーグ東日本大震災復興支援試合に出場する選手たちが20日茨城県鹿嶋市カシマスタジアムで前日練習をした. ゲスト選手として被災地選抜チームで出場する元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロも、チームメートと約1時間、汗を流した. デルピエロは練習後、震災の募金活動にも参加し、ファンに握手で応えた. 「復興のために頑張っている皆さんに楽しんでもらえるようにしたい. 私の役割は(持っている力の)110%を出すこと」と、試合での活躍を誓った.