胃が痛い… オリックス、泥沼5連敗

25日、楽天7―4オリックス) オリックスはT―岡田が胃炎で先発を外れ、打線を組み替えた. 前日まで、4試合でわずか1得点という状況だったが、この日は2回に4安打を集めて2点を先行. しかし、今度は投手陣がつかまり、5連敗となった. 「先制してもらったのに申し訳ない」と先発の中山. 6回は2番手の香月が4失点と崩れ、赤堀投手コーチは「勝負どころでね... 」と嘆いた. 五輪開幕直前. 世界各国から多くの選手たちが英国に入ってきた. 本当は彼らの故郷に事前に出張取材できれば良いが、なかなか難しい. 最後の手段として、選手村や別の街で最終調整中のところを取材することになる. 私は、世界選手権5連覇のインド代表女性ボクサー、メアリー・コム選手を追って、中部の田舎町へ向かった. 事前の連絡が付かないまま、ダメもとで練習場を訪れた. すると管理人が話をつけてくれて、彼女とコーチらが合宿している小さな民宿に泊まれることになった. 偶然が重なった末に、取材の糸口がつかめなかったメダル候補と、並んで晩ごはんを食べ、インタビューもできた. 民宿の一家を交えて一緒にテレビを見たり、朝食の準備をしたり. 不思議な気分だった. 民宿は家族経営. 主人は「君はうちに泊まる初めての日本人だ. 五輪選手も泊まっているし、うちも国際的になった」と喜ぶ. おばさんは、何やらパソコンに向かっていたと思ったら、急ごしらえの日本語の宿の案内をくれた. 翻訳サイトを使ったようで、おそらく「くつろいで」という意味の文章が「私たちの家はあなたの家です」と直訳されていたりして、間違いだらけだけどうれしかった. 宿のご夫婦には、メアリー選手の試合を取材して、また連絡すると約束した. 間違いだらけの案内文は、今も取ってある. こんなうれしい偶然や出会いがあるから、取材は楽しい. (石田博士).