鈴村健一さん出演のCD『VCS』第5弾発

マリン・エンタテインメントから、本日1月27日に声優メッセージCD『Voice Colors Series 05.~真情~』が発売された. 価格は1,575円(税込). 『Voice Colors Series 05.~真情~』のジャケット 『Voice Colors Series』は、1人の声優が、さまざまなシチュエーションでさまざまなキャラクターを演じるミニドラマとメッセージを収録した、新感覚の"つまみ喰い"CDシリーズ. 本日発売された第5弾には、人気声優の鈴村健一さんが出演している. 今回、鈴村さんにCDについて語っていただいたので、以下に掲載する. 鈴村健一さん ――収録を終えられた感想をお願いします. 大変でした(笑). やはりこれだけの数のキャラクターを同時に、しかも1人で演じるというのはすごく大変です. 単純にCDに"音声"として入っているのは、僕の声だけですからね. 皆さん、普段聴いてらっしゃるドラマCDを、全部1人でしゃべっていると思ってご覧なさい? ほら、大変だろう? だから、大変です(笑). ――収録で、特に気をつけて演じられたことはありますか? "全部別人に聴こえる"っていうところが、今回の肝といえば肝ですからね. まずはそこに注意を傾けました. 全体のテーマは"結論をお客様に委ねる"、"物語では結論を語らない"ということだったと思うのですが、それとはまた違う観点でテーマがあるとしたら"1人の声優が、1枚のCDをどうやって造るか"ということだと思ったので、そこはすごく気を遣って演じました. ――いろいろなシチュエーションやキャラクターがいますが、初めて演じられた傾向のキャラクターはいますか? みんな初めて演じたキャラクターです(笑). 演じるのは僕1人ですから、作品の中で奏でられる楽器(声)は1つなんですよね. その楽器を僕がいろいろと奏で分けてキャラクターを作っていくわけですが、演奏の仕方を変えても楽器の数は1つであることには変わりはないんです. だからこれだけのキャラクターがいると、楽器の"音"の演奏だけで演じ分けるのは不可能かな、と僕は思うんですね. そうなるとどうやって演じ分けるか、キャラクターを作るか、というと、彼らの"精神"をつかんで演じるという、"メンタルの部分"での造り分けになっていくと思うんですよね. 彼らを"音(声)"として分けるんじゃなくて、"精神(内面)"で演じ分ける. そう考えるとね、みんな違うんですよ、僕が毎日仕事で演じている人たちは(笑). 系列でみんなキャラクターを分けたがるんですけどね. そんなわけで、僕は毎回新鮮な気持ちで演じているので、すべてのキャラクターが初めて演じるキャラクターですね. ――印象に残ったキャラクターやエピソードなどがありましたら教えてください. 今回、これだけのキャラクターを同時に、しかも新鮮に演じるっていうのは、すごく大変なことだなぁと思いました. そういう意味では、全編印象に残っていますね. "キャラクター"に限っていうならば、そうですね、インパクトがあったのは... 、おじいちゃんです! 番外としては"真さん". このナルシストの人がなんていうか... 僕としては結構惑わされるところにいるキャラクターでした(笑). 「ナルシストでお願いします」って言われると、ある種のカテコライズ化された"ナルシスティックなしゃべり方"っていうのを期待されているんだろう、って思いますね. これが難しかった. さっき言ったように、僕はキャラクターを"カテゴライズして演じる"のではなくて、"1人1人常に新鮮な気持ち"で演じているので、既存の型に当てはめてしゃべるというのが難しくて. また、他のキャラクターはそういう指定はなかったので、そういう意味で真さんはすごく難しかったですね. 楽しくやったのは"実さん"ですね. チャラ男みたいな. これは楽しくやらせていただきました(笑). ――ドラマCDで1人のキャラクターを演じることと、今回のように1人で複数のキャラクターを演じることの違いがありましたら教えてください. 基本的に違いはないはずなんです. キャラクターをどういう風に表現していこうかって考えて演じていく上では. ただ、一度にいっぱい演じなければいけないところが、このCDと他のドラマCDが劇的に違うところで(笑). 演じ方としては変わらないようにやりたいんですけど、どうしてもCDの中で僕1人の音声でそれぞれのキャラクターに差異を作らなければいけないって考えた時、考え方は変わりますよね. 明確なベクトルを持ってやらなければいけないかな、って. キャラクター――彼らの人間性は置いておいたとして、CDの中でそれぞれ"ベクトル"の違う人たちを演じようということを考えて、演技のコントロールはしました. そういう意味では、違うといえば違いますね. 独特なやり方になると思います. ――ファンの皆さんにメッセージをお願いします. 本当に、聴き方によっていろんな楽しみ方ができるCDになっていると思います. "1人の声優が演じる"というところのおもしろさを感じとっていただけたらと思います. ドラゴンボール アルティメットブラスト』 作品の流れとしても、皆さんが聴くことが前提として演出されているので、いわゆる"第3者視点"ではなく、リスナーが"主観"で聴けるドラマの作り方になっています. 皆さんがCDを聴いてどのように感じるのか、どのように自分の生活や日常に落とし込むのかっていうところが、この作品の最大の焦点だと思います. ... とは言いますが、本当に好きなように聴いてもらってかまわないかなと思います. 気軽に聴いていただいて、笑うもよし、大いに悩むもよし(笑)、お好きなように. あなたの人生に潤いをもたらすCDになることを祈っております. 楽しんでください! なお、このCDの発売を記念して、鈴村さんの直筆サイン色紙を読者にプレゼントする. 欲しい人は、以下の応募フォームから奮って応募してほしい. idansonpo なお、当選者は1名、応募受付の締切は2月10日24: 00. 鈴村健一さんの直筆サイン色紙 ※募集は2月10日をもって終了しました. たくさんのご応募、ありがとうございました.